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Apple Search Ads Search resultキャンペーンにおけるカスタムプロダクトページの最適化
Apple Search Ads Search resultキャンペーン:カスタムプロダクトページ完全ガイド

Lunaは、広告主がApple Search Adsのインプレッションと費用の多くをカスタムプロダクトページキャンペーンに費やしているのを見てきました。これは、カスタムプロダクトページが一貫して優れたパフォーマンスを発揮していることを示しています。このガイドではこの理由を探り、カスタムプロダクトページでApple Search Ads戦略を強化する方法について説明します。

カスタムプロダクトページは、検索結果やTodayタブ(ユーザーがApp Storeにアクセスしたときに最初に表示される新しい広告プレースメント)など、複数のApple Search Adsプレースメントで使用できます。ここでは、検索結果キャンペーン用のカスタムプロダクトページに焦点を当てます。

カスタムプロダクトページとは?

カスタムプロダクトページは、本質的にはApp Storeのウェブサイトのランディングページのようなものです。App Storeのプロダクトページの異なるバージョンと言えるもので、それぞれに独自のURLが与えられています。ユーザーがカスタムプロダクトページにリンクされている広告クリエイティブをタップすると、ジェネリックなApp Storeプロダクトページではなく、そのページが表示されます。

最大35までのカスタムプロダクトページを作成し、それぞれをローカライズすることができます。スクリーンショット、プロモーション用テキスト、アプリのプレビューなど、すべてを変更して、デフォルトページといずれも異なるものにできます。

カスタムプロダクトページはSDK ネットワーク、ソーシャルメディア、そしてもちろんApple Search Adsなど、どのような種類のユーザー獲得キャンペーンでも使用できます。しかし現在のところ、すべてのチャネルがカスタムプロダクトページをサポートしているわけではありません。実際、これをサポートする最初のSDKネットワークがironSourceでした。

最初のステップは、App Store Connectでカスタムプロダクトページの設定をすることです。その後これをベースに、Apple Search AdsのSearch resultキャンペーンの広告バリエーションを作成することができます。これらの広告バリエーションは、異なるオーディエンスとキーワードテーマに対して一貫した魅力的な体験を作り出すための素晴らしい方法となります。

カスタムプロダクトページが重要な理由は?

カスタムプロダクトページは、広告とプロダクトページの間に一貫性のあるストーリーを作成するのに役立ちます。Apple Search Adsに関する当社のブログでは、Apple Search Adsの検索結果がユーザーの意図にどのように適合するかを取り上げました。他のチャネルと異なり、ここではユーザーは新しいアプリを検索してインストールする意思があります。

そのため、カスタムプロダクトページがその意思に関連したものであればあるほど、コンバージョン率が高くなります。そのページが求めていたものと合致していれば、より多くの人々にインストールボタンをタップする意欲を起こさせるでしょう。

カスタムプロダクトページの使い方

Apple Search Adsのキーワードテーマにより異なるオーディエンスをターゲットにするだけでなく、自分のページを季節、文化、エリア別にするなど、さまざまな方法でカスタムプロダクトページを使用して、Apple Search AdsのSearch resultキャンペーンを強化することができます。

例を見てみましょう。旅行アプリを運営しているとします。「ホテル」という言葉で検索している人がいたら、フライトやレンタカーのスクリーンショットが含まれたデフォルトのプロダクトページを表示するのではなく、ホテルのみのスクリーンショットの入ったカスタムプロダクトページを表示することができます。

次に、ニューヨークでキャンペーンを実行しているとしたら、ご自分のアプリをニューヨークのスカイラインで取り囲んだスクリーンショットをカスタムプロダクトページに載せることができます。

カスタムプロダクトページの設定方法

カスタムプロダクトページをどのように作成するか、そしてそのマーケティング方法を見てみましょう。カスタムプロダクトページをApp Store Connectで作成します。

まず、カスタムプロダクトページのベースとして、デフォルトのApp Storeプロダクトページのコピーで始めるか、空白ページから始めるかを選択します。

次に、新しいスクリーンショット、プロモーション用テキスト、アプリプレビューを使い、カスタマイズします。アプリプレビューは、アプリの特長や機能を説明する短い動画です。最大30秒の長さで、最大3つまでページに追加できます。動画は無音なので、できるだけ目を引くものにする必要があります。

メタデータ、すなわち基本的にカスタマイズするものはすべて、Appleに提出して審査を受ける必要がありますので、App StoreのReviewガイドラインを必ず参照してください。必要に応じてApp Store Connect APIを使用して、カスタムプロダクトページを自動的にアップロードして送信することもできます。これは、バイナリ更新外であっても、いつでも行うことができます。

カスタムプロダクトページを最適化する方法

カスタムプロダクトページが完成したところで、Apple Search AdsのSearch resultキャンペーン用に最適化します。そのために広告主がよく使用する戦略がいくつかあります。以下から1つだけ選ぶ必要はありません。キャンペーンを実行する際に、これらすべてを念頭に置いておくとよいでしょう。  

幅広く開始し、その後絞り込む

最初の戦略は、複数のカスタムプロダクトページから始め、結果に基づいてそれらを絞り込むものです。これは、開始するのに適した簡単な戦略かもしれません。すべてのページがすべてのオーディエンスにとって機能するわけではありません。ですから何が最適かをテストするための広いオープンフィールドを持つことで、オーディエンスについてより深く学び、また広告とページの関係をより良く理解することもできます。そこから絞り込み、学んだことに基づいて動画や画像を最適化できます。

Search Matchから開始

Apple Search Adsプラットフォームでは、カスタムプロダクトページをテストし、それに応じて最適化できます。最初にSearch resultのSearch Matchキャンペーンで、広告グループごとにカスタムプロダクトページをテストするとよいでしょう。キャンペーンがより大きなオーディエンスを対象とできるように、「楽しいゲーム」や「パズルアプリ」など幅広いキーワードを使用します。入札と予算を設定するだけで、残りはApple Search AdsのSearch resultアルゴリズムがやってくれます。カスタムプロダクトページのSearch Matchキャンペーンでの成功が確認できたら、次にそれをブランドキャンペーンでテストを開始します。一方で、キーワードを具体的に指定し、キーワードカスタムページバンドルを作成することもできます。

ストーリーテリングのアプローチをとる

この考え方は、ユーザーにストーリーの最後に達するまで、スクリーンショットをスクロールさせるということです。例えば、スカベンジャーハントゲームのアプリを運営しているとします。最初と2番目のスクリーンショットでは、様々な賞品を探しているプレイヤーを表示し、3番目のスクリーンショットでは、そのレベルをクリアしたプレイヤーを表示することができます。画像をスライドさせるカルーセルのようなものをイメージしてみてください。次に来るものが何かを知りたいと思わせるよう、関心を持たせ続けるのです。

ASOとUAのチームを連携させる

多くのアプリ運営会社では、ASOとUAのチームは断片化しています。そのため定期的に両者を同期させることで、カスタムプロダクトページを更新し、パフォーマンスに関する新しい洞察を共有するプロセスをスピードアップできます。例えば、ASOチームはユーザーにとって魅力的なデザインが何であるかを知っており、UAチームはカスタムプロダクトページで何が上手くいっているのかを知っています。それをデフォルトのプロダクトページに移行したり、逆のことをしたりできるからです。

カスタムプロダクトページの成功を測定する方法

Search resultキャンペーンでのカスタムプロダクトページのパフォーマンスを分析するには、ご自身のApple Search Adsアカウントを確認するか、Lunaなどのサードパーティツールを使います。すると、クリック、インプレッション、ダウンロード、再ダウンロード、コンバージョン率などの指標が表示されます。これらの指標を、ご自分の主なKPI目標と比較することを忘れないでください。例えば、カスタムプロダクトページでコンバージョン率が高いのに、アプリ内のROAS目標は低いとしたら、ターゲット設定を更新する必要があるかもしれません。App Store Connectでは、カスタムプロダクトページのパフォーマンスをデフォルトのApp Storeプロダクトページと比較することもできます。

サードパーティプラットフォームの利点

バンドルされているカスタムプロダクトページをデフォルトと比較するには、Lunaなどのサードパーティプラットフォームが使えます。これにより、カスタムプロダクトページを実行してからパフォーマンスがどのように変化したかを確認できます。

サードパーティのプラットフォームでは、個々のカスタムプロダクトページのパフォーマンスを互いに比較し、どれがうまく機能しており、どれが機能していないかを確認することもできます。結果が得られたら、パフォーマンスが最も高いバージョンを選び、それらをバンドルとしてデフォルトのプロダクトページと比較できます。ここから、平均コンバージョン率がデフォルトよりも良かったかどうかがわかります。もしそうなら、恐らくそれらのカスタムプロダクトページにもっと投資し、さらに調整、作成、最適化することに注力し続ける価値があるでしょう。

また、それらが付随するキーワードキャンペーンに従って、カスタムプロダクトページのパフォーマンスを分析することも必要です。通常、キーワードパフォーマンスは、Excelでピボットテーブルを作成して分析します。しかしカスタムプロダクトページをピボットテーブルに別の側面として追加するのは、作業を複雑にする可能性があります。どのキーワードが最適か、またそれとは別にどの広告バリエーション/カスタムプロダクトページが最適かを分析するだけでなく、どのキーワード、広告バリエーション、カスタムプロダクトページの組み合わせが最適かを分析するのです。

サードパーティプラットフォームでタグとも呼ばれるラベルを使用すると、インサイトの整理が容易になります。例えば「ホテル」というラベルを付けたキーワードリストを作成し、その同じラベルを対応するカスタムプロダクトページに付ければ、どのコンセプト、要素、テーマ、または色がパフォーマンスを向上させるかなど、より深いインサイトを抽出できます。

Lunaでカスタムプロダクトページを強化

Apple Search AdsのパートナーであるLunaは、カスタムプロダクトページの分析を容易にします。LunaのApple Search Ads用ダッシュボードは包括的な管理プラットフォームです。ここでは、すべてのカスタムプロダクトページアクティビティを表示し、Search resultキャンペーンのパフォーマンスデータを分析することができます。

Lunaのカスタムプロダクトページタブでは、デフォルトのページと比較したカスタムプロダクトページを、すべて1か所で表示できます。さらに、データ集計やランキングなどの分析ツールを使用すると、1つのカスタムプロダクトページの傾向をきめ細かく表示できます。また複数のカスタムプロダクトページを一括して比較し、すべてを組み合わせたパフォーマンスの全体像を把握することもできます。

Apple Search Adsキャンペーン向けのLunaのソリューションの詳細を是非ご覧ください。

 

Let's put these tips to good use

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